今月のPCO微生物制御研究会

今日は私が所属しているPCO微生物制御研究会の勉強会に参加しました。今日のテーマは以下の通り。
1.食品衛生7Sを活用した衛生管理の構築事例衛生管理が決して十分とは言えなかった企業に食品衛生の指導を行い、最終的にはISO22000取得まで行ったそのプロセスについての話でした。このISO22000取得に関しては、私自身がコンサルをしており、それまでの経緯は少なからずとも知っておりましたが、改めて振り返ってみると、トライした企業もよく頑張ったな、そしてこれをこのまま継続的改善ができるように持っていってもらいたいと改めて思いました。
2.軟質異物混入防止の解決策--「MPフーズシリーズ」の紹介食品製造の生産設備に使用されているゴム製品ーOリング、パッキンーなどは、金属探知機はもちろんのこと、X線で除去することはできません。かといって、これらの検査機で検知できる素材で代替品を作成しても、本来の機能を持たせることが難しいという面がありました。そこで発想をかえて、これらゴム製品に鉄分を含有させることによって金属探知機で検出可能であるし,異物混入で指摘されても,磁気反応を見ることにより,自社責任かどうかが簡単にわかるので品質保証にも役立つというものです。Oリング・パッキン以外にも、インシュロック、スクレイパーなどもあり、製造現場で幅広く活用できそうです。
3.顧客が喜ぶ報告書私からは、以前から提起している継続しているテーマとして、顧客が喜ぶ報告書はどうあるべきかという討論を行っています。今回は、食品企業をいくつかのカテゴリーにわけて、そのカテゴリー別にどのような内容の報告書が喜ばれるかを発表しました。この内容については、近々論文にて投稿する予定にしています。

これら以外に、海外視察の報告もあり、また、2011年度の会議やセミナーの日程も決まり、有意義な一日となりました。